ITについて

 

1. ITを使うとは

 

 社会での役割に関心を持つことは、ITを学ぶためのよい動機付けになります。 生活や社会、ビジネスなどにどう役立てるのかなど、使う目的を考えながら学びましょう。 情報を作り出すにはコンピュータが必要です。情報を受け取るだけなら携帯やスマートフォンでもできますが、それだけならただの情報の消費者。働くとは情報の生産者になることです。そのためにはコンピュータが強力な武器になります。

 

 自分で面倒をみれるようになりましょう。今は一人一台の時代。コンピュータやインターネットの設定、ソフトのインストールを先輩や同僚に頼めると思いますか?使えるということはパソコンやネットワークの基本的な設定もできるということです。そしてコンピュータの重要な役目が情報の作成と蓄積があります。フォルダとファイルの構造を理解して、情報の整理と管理が得意になりましょう。

 

 まずは部屋と机の上を片づけましょう。整理ができる人は仕事のできる人です。

 

2. ITを学ぶとは

 

 初めのうち、コンピュータの勉強は疲れます。特に文系の学生にとっては分からない言葉があるし、操作も面倒です。でもあせらないで下さい。分からないことがあっても、次第に、霧が晴れるように分かってくるはずです。それはジグソーパズルに似ています。初めは全体像が見えなくても、徐々に知識がつながっていって全体像が見えてきます。

 

 慣れるまでは、文章作成も表計算もコンピュータを使うほうが時間がかかるし効率も悪いです。しかし、しばらくするとコンピュータを使える人が圧倒的に有利になります。ネットワークを活用した情報共有もはるかに優れています。このホームページを見ている人は、私が同じことを紙でみんなに知らせることががどれほど大変で効率の悪いことかが想像できるはずです。結局、ITを活用できる人はできない人の何倍も仕事ができます。

 

 もうひとつ大切なことはオタクにならないようにすることです。あまり技に溺れると逆に効率が悪くなります。例えば会議のプレゼン資料を作る時に、貧弱な内容なのに、自分だけの好みでやたらカラフルにするなどが典型的な例です。デザインも内容もユーザの立場で考えることが大切なのです。『技を駆使して』『技に溺れず』でITを活用してください。

 

3. ITとコミュニケーション

 

 コンピュータをコミュニケーション手段として活用する力とは、ただの操作能力ではありません。インターネットなら誰でもできます。日本語入力やメール、WordとExcelも操作だけなら数日です。もしそれだけなら企業が求める能力には程遠いのです。企業が求めているのは自分で判断して表現することにITを活用できる人材です。例えば、ビジネスで通用するメールが書けますか?相手に伝わるプレゼンができまますか?ということです。

 

 情報を積極的に発信していけば、人の意見を理解する力と自分の意見を出す力、そして責任力が育ちます。まずは新聞や雑誌、ニュースを読んで社会の変化に敏感になりましょう。そして変化の激しい時代だからこそ学び続けられる柔軟性を持ちましょう。そのためには基礎が大切。変化が激しくても、基礎はそんなに変わりません。基礎を身に付ければ自分の頭で考えることができ柔軟性がつきます。

 

 ネットには嘘や間違い、悪意を持って発信された情報もあります。コンピュータが得意でも、著作権を侵害した違法コピーしたり、コンピュータのウィルス対策を軽視する人は社会から排除されてしまいます。被害者と加害者にならないためには高い情報モラル(情報倫理)が必要です。情報倫理の基本は知識と人間性。知識がなければ被害者になりやすく、人間性がなければ加害者になりやすくなります。高い情報倫理こそが情報発信力の強化につながるのです。