研究演習(ゼミ)

 

情報社会とネットメディア

 ネットワークとコンピュータなどの科学技術の発展が現代社会にさまざまな影響を与えている。その影響は生活からビジネスまで幅広く、例えば経済、文化、企業戦略、生活、携帯中毒、監視社会など多様である。近い将来にウェブが実店舗を超える時代が来るかもしれない。また、情報技術はコミュニケーションとして大きな可能性を担っている。マスメディアを凌ぐ勢いのネットメディアは、企業・政府・研究者には一次情報の役割も持ち、ツイッターなどのSNSやブログは市民メディアを支えている。時にマスコミがネットの情報を後追い報道することさえも増えている。

 このゼミでは各自が情報社会とネットメディアに関する研究テーマを見出し、実践的な研究を進めていく。研究に際しては、責任ある情報発信とアクセス解析およびSEOの実践などを通して、情報発信サイドからしか見えないネット社会の現状と可能性を探っていくことで、情報技術が社会やビジネスに与える影響、情報を判断する力、表現力、情報発信力を身につける。そして実践的研究の成果として研究報告書を完成させる。

 プレゼンテーションの機会が多いので論理性や説得力、発言力、発表力を養うことができる。また他のゼミ生のテーマについても積極的に議論に参加する姿勢が求められる。ゼミの主役は学生です。情報社会に夢を感じている人、不安を感じている人など、多様な視点からの参加を期待する。

 

 なお本ゼミを履修する4年次の学生は希望があれば卒業研究を履修可能である。卒業研究の内容として、卒業論文もしくは卒業制作を選ぶことができる。卒業研究では自分の研究テーマを決めてゼミと独立に調査研究を進めるとともに、研究の名に値する考察とオリジナリティが求められる。

 

 In this seminar, we will study the information society and online media in a practical manner. Students have to decide on each topic and research them. There are any opportunities for students to make presentations and discussions.

 


  • 評価方法
  •  出席(30%)、発表討論(30%)、研究報告書(40%)により総合評価(4年次で卒業研究を同時履修する場合、卒業研究については卒業論文もしくは卒業制作により評価)
  • 注意事項
  •  少人数制演習なので希望者多数の場合は受講者制限あり(初回授業で選考)。履修条件は特に定めないが、私の担当授業の『情報ネットワーク論』、『コンピュータと人間科学』、『コンピュータと国際ビジネス』のいずれかを履修済もしくは同時履修をすることが望ましい。
  • その他
  •  テキストは特に指定しない。必要に応じてプリント資料を配布。
    ゼミに参加するためには、普段から日常的に研究に取り組むとともに、プレゼン前には数多くの事前準備をするなど、自発的に研究を進めることが求められる。また研究成果は単なる知識としてだけでなく、日頃の生活に生かしていくことが重要である。